ドイツ人と国際結婚する場合の手続と必要書類について

日本人とイギリス人が国際結婚する場合、「結婚の手続き」と「ビザ（在留資格）」の申請が2つの大きなステップになります。どちらの国で結婚するか、どちらに住むかによって手続きが少し異なりますが、以下に 日本に住むケース（イギリス人が日本に住む前提） の一般的な流れを説明します。

日本での結婚とビザ申請の流れ（イギリス人と日本人）

【STEP 1】結婚手続き（婚姻の成立）

① 日本で結婚する場合（先に日本で婚姻届を出すケース）：

1. イギリス人側の必要書類を用意

   • 婚姻要件具備証明書（Certificate of No Impediment）※日本では「婚姻可能証明書」と呼ばれる

     • イギリスでは入手がやや煩雑（大使館では発行されない）

     • 多くはイギリス現地役所で入手 → 英文 → 日本語訳が必要

   • パスポートの写し

   • 住民票や日本の住所がある場合はそのコピーなど

2. 日本の市区町村役場に婚姻届を提出

   • 日本人配偶者の戸籍謄本（本籍地以外に提出する場合）

   • イギリス人側の証明書＋翻訳

3. 受理されると、日本の法律で婚姻成立

② イギリスで先に結婚する場合：

• イギリスの法律に従って婚姻

• 結婚証明書（Marriage Certificate）を取得

• その後、日本の役所に「婚姻届（外国での婚姻報告）」を提出することで、日本の戸籍にも反映

【STEP 2】ビザ（在留資格）の申請

目的：イギリス人が日本に長期滞在するために「配偶者ビザ」を取得

必要な在留資格：

• 「日本人の配偶者等」ビザ（在留資格）

申請手順：

1. 必要書類を準備

   • 結婚を証明する書類（戸籍謄本や婚姻証明書）

   • 申請人（イギリス人）のパスポート、顔写真など

   • 日本人配偶者の住民票、身元保証書

   • 収入証明書（納税証明書、課税証明書など）

   • 夫婦の写真や連絡履歴（本物の結婚であることを示すため）

2. 地方出入国在留管理局に「在留資格認定証明書交付申請（COE）」を提出

   • COE（Certificate of Eligibility）は日本に入国するための事前許可のようなもの

3. COE取得後、イギリスの日本大使館／領事館でビザ申請

   • COEを添えて日本の配偶者ビザを申請

   • 通常数日～2週間程度

4. 日本入国後、在留カードを取得

申請にかかる時間

• 婚姻手続き（日本で）：1日～数日（必要書類がそろっていれば）

• COE申請→発行まで：1～3か月

• ビザ申請（イギリス）：通常1～2週間

注意点・アドバイス

• 偽装結婚対策が厳しい

  • 写真、連絡履歴、出会いの経緯などを証明できるように

• 収入証明は非常に重要

  • 安定収入（目安：年収250万円以上）がない場合、補足書類（保証人など）が必要

• 日本語能力は問われないが、日本での生活への適応は問われることもある

✈️ イギリスに住む予定の場合は？

逆に、イギリスに住む場合は 「Spouse Visa（配偶者ビザ）」 をイギリス側で申請する必要があります。希望あればこちらの流れも説明可能です。

必要に応じて、申請書類チェックリストや日本語訳例もお手伝いできます。希望があればお知らせください。